2019年5月20日

BEN SHAHN

一昨日、事務局の運営に携わっているNPO法人リンパ管腫と共に歩む会の定例総会が無事終わりました。

今年は予算削減のため拙宅にて開催しました。

過去最高に困難な状況下での総会でしたが、出席者で色々とアイデアを出し合い、大変有意義な会となり、総会後の懇親会も貴重な時間となりました。

ボランティア活動の醍醐味の一つは、善意ある人々との繋がりです。

2003年に設立して以来、様々な方々が活動にご協力下さっています。

皆さん素晴らしい方々ばかりで、そういった繋がりがあるからこそ今日まで継続できていると痛感します。
 

メンバーの中に、年に一度だけ総会前にやり取りをするかたがいらっしゃいます。

まるで七夕の彦星と織姫のようです。

会計監査をお願いしている監事の方なのですが、今年は監査報告書と共に温かい激励のメッセージが添えられていました。

その便箋がとても素敵で目に留まり、挿絵の作者を早速調べてみました。

BEN SHAHN ベン・シャーン

世界現代美術作家情報より要約)
 
リトアニア生まれのアメリカ人画家。

7歳の時に米国へ移民としてわたり、社会派リアリズムの画家として、戦争、貧困、差別などのテーマを扱い続けた。1954年の核実験で被爆した第五福竜丸をテーマにしたシリーズ、フランスのドレフュス事件をテーマにしたシリーズなどが知られている。
 


だから惹かれたか~と納得しました(笑)

同時に、なんとも監事さんらしいセレクトだなあ~と感嘆しました。

監事さんはかつて東大学生紛争に関わっておられたそうで、常に社会的弱者のために尽力されてこられたかたです。

2003年、私がNPO法人格取得手続きで奔走していた当時、横浜にある診療所で医療通訳も担当しており、監事さんは診療所の事務局長を務めておられました。
 
神奈川県への手続きに関して色々と教えて頂きお世話になったので当団体の監事をお願いしたところ快く引き受けて下さいました。あれから16年になります。
 

センスのある便箋はメッセージをより引き立てる力がありますね。


 
そういった物選びを通して、さりげなく自分の考えを表現できるような人に私もなりたいです。
 

ちなみに、監事さんも、小児外科医の故荻田先生も、私が「人生の師」として尊敬している方々みなさんが、いわゆる「団塊の世代」と呼ばれているご年齢であることも、非常に興味深いです。