2019年1月13日

アフロ・アメリカ文化

2月5日のモーションブルー公演に向けて、ピアニスト永見さんからアルバム以外の選曲の提案がありました。

聴き慣れない題名で、早速調べたら「コンゴの最高神」の名前でした。

かつて奴隷貿易でアフリカから連れて来られた人々は、新らしい場所で自分達のルーツの土着宗教を独自に発展させていきました。

この「コンゴの最高神」は、人々の神々への信仰を綴った曲です。

歌詞には聞いたことのない固有名詞が一杯。

時間がかかりましたが、毎日呪文のように歌詞を唱えながらやっと憶えました~~~。

私がかつて赴任していた中米・ホンデュラス共和国にもカリブ海沿岸にアフロ・アメリカ文化が存在します。

「ガリフナ」という民族が独自の文化と音楽を形成してきました。呪術的宗教で、ブラジルのカンドンブレと共通しています。

一度国立劇場でガリフナの演奏を観る機会がありました。

中でも印象的だったのは、亀の甲羅の打楽器と、白目をむいた人々のダンス。

生への強烈なエネルギーを感じた、忘れられない演目です。

ガリフナの打楽器について説明している興味深い動画をみつけました。
 

 
亀の甲羅は1:30頃から登場します。

クラーベのように使われるそうです。

「コンゴの最高神」を演奏するときは、あの、ホンデュラスでみたガリフナの演奏を思い出しながら歌います。

とても素敵な曲ですので、どうぞお楽しみに♪