2021年10月19日

手術のこと 診断編

最終更新: 2023年2月6日

ようやく術後の状態が安定したので、8月末に受けた手術の話を書こうと思う。

子どもの時から嗅覚と視力には自信があった。

家族から「戌年生まれはちがうね〜」と、非科学的な理由で褒められてきた。

まさか自分の鼻に問題があるなど、露程も思わなかった。

30代になってから花粉症の症状が始まり、次第に季節関係なく朝起きてティッシュが必要な状態になった。

ここ数年でさらに悪化していったが、特に日常生活に支障が出るほどではなかったので深刻には捉えていなかった。

体質改善を図るべくハーブティーを飲んでみるも、鼻水には効果がなかった。

もうこのまま我慢して過ごすしかないのかと半ば諦めかけていた今年4月のある日。

図書館で「ご自由に持っていってください」と書いてある棚の書籍を何気なく見ていて、雑誌「AERA」のバックナンバーの見出しに目がとまった。

「その不調、鼻が原因かも」

記事には、鼻の通りの細い人が手術をして劇的に改善した様子が書いてあった。子どもの手術例も二つあり、術後、活動的な性格に変わり、集中力も増したともあった。

私、これかも。

すぐに、記事にあった鼻専門のクリニックを調べ、5月に初診予約が取れた。

早速、CTと内視鏡検査が行われた。
 
クリニックのHPには「検査後、通常は1か月間鼻洗浄と点鼻薬で経過観察を行います」と書いてあったので、結構気楽な気持ちで検査を受けた。
 

 
ところが、CTと内視鏡検査の結果、即手術を勧められた。
 
画像を見ると、私の鼻の通りは著しく悪く、途中ふさがっているんじゃないかと思うほど狭かった。正常な人の画像と比較して一目瞭然だった。
 
良くこれで生き長らえてきたものだと、感心するほどだった。
 

 
病名は「鼻中隔弯曲症」と「慢性鼻炎」
 
左右の鼻を隔てる鼻中隔が曲がっていて、下鼻甲介という部分が肥大化し、慢性鼻炎を併発させていたとのこと。
 

 
鼻中隔湾曲症は珍しくなく、大体のケースで治療は必要ない。
 
しかし、私のように重度の場合は手術しないと症状が改善しない。
 
重度の原因として、「出生時に大きな力が加わること」という説明があった。
 
心当たりがあった。このブログにも書いたが、私は逆子で生まれてきた。
 
原因として大いに疑われる。
 

 
これまで、酸素を十分に吸い込めていなかったという驚愕の事実が判明。
 
そして、ありとあらゆる不調と結びついた。
 

 
物心ついたときからあくびがしょっちゅう出て、授業中先生によく怒られ、
 
中学生の時に通っていた塾では「あくび娘」というあだ名までつけられていた。
 
なんでこんなに眠いのか、なんでこんなにあくびが止まらないのか、疑問だった。
 
足の冷えがひどい。
 
歯科から「長年の口呼吸が原因で、奥歯が弱い」と指摘されてきた。
 
くしゃみが頻繁に出る。
 
閃輝性暗点症。
 
そして、鼻水..
 

 
本当にこれら全ての原因が鼻にあったかどうかは定かではないが、大いに関係しているように思えてならず、躊躇なく手術を決断した。
 

 
(「手術のこと 術前準備編」につづく...)
 

 
🍀写真は本題とは無関係。最近発掘された写真。ショコラがうちに来て2か月目くらいの頃。愛しいなあ。モフモフしたいなあ。