2019年6月20日

柱の歴史が教えてくれること

山形県沖地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

度々お伝えしてきたように、拙宅は被災した山形県鶴岡市にゆかりのある古民家を移築再生しました。

元の蔵が建てられたのは明治29年で、その2年前の明治27年、700人を超える人々が犠牲となった庄内地震が発生しました。

地震の後建てられた蔵は、二度と甚大な被害が起きないよう耐震を重視して建てられたそうです。

蔵を建てた施主さんと大工さんの柱に込めた想い、人の命を守って欲しいという想いが柱から伝わってきます。

同時に、これまで私は先人たちの思いやりに甘え過ぎていたことに気がつきました。

早急に防災対策を見直します。

鶴岡から茅ヶ崎に蔵を移築再生してくれた渡部工業のみなさまはご無事でしょうか。

故郷の方々が再び被害に遭われたことを柱も深く哀しみ、皆様のことを案じていると思います。