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忘れてはいけないこと


2年前、あるご夫婦がライブに来られてとても気に入ってくださいました。

去年、再びライブのご案内を差し上げたとき。 ご主人が不治の病にかかり、余命を宣告されたので、当分ライブにはいけないと奥様がおっしゃいました。

今朝、2枚目のCDを届けにいったとき、ご主人はもうあと一週間もつかもたないかの容態だと聞きました。 「私たち夫婦が二人で音楽ライブに行ったのはみどりさんのライブが初めてだったの。そして、最初で最後になってしまった。 主人は音楽の好きな人だったけど、家族のために一所懸命働いてくれて、コンサートに行く余裕などなかった。 だから、あのライブは私たち夫婦にとって、忘れられない貴重な思い出なの。二人ともすっかりみどりさんの大ファンになったわ。 みどりさん、どうか今後も音楽活動はやめないで。主人のためにも、私たちのためにも続けてね。」 私は、溢れる涙をおさえることをしませんでした。

うまく言葉に表現できないのですが、奥様のお言葉をこれからも決して忘れてはいけないと思いここに書き留めました。

ご主人の現在のご様子は、両親を看取った経験上想像に難くありません。

ご家族のやり場のないお気持ちが痛いほどわかります。

どうかこのCDで、ご主人に一番帰りたい安らぎの場所を少しでも感じてもらえますように。 どうか、ご家族と共に、穏やかな優しい時間を過ごされますように。



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