• MIDORi

Luz do Sol 太陽の光 続編

先週6月4日(木)、2017年に出演したNHKEテレ「ふるカフェ系ハルさんの休日茅ヶ崎編」が再々放送されました。


昨日、Googleから「貴HPの検索数が通常の1000%になり、上位に上がっています!」との通知がありました。テレビの影響力は大きいですね。


ご視聴下さったみなさま、本当にありがとうございました🍀

明日(水)はお昼の時間帯に再々放送の再放送があります。3年前の映像ではありますがよかったらチェックしてみてください!

ところで、番組内で演奏した曲「Luz do sol 太陽の光」について、3年前に書いた記事を読み返し、もう一度この曲について調べ直してみたところ、なんとなんと、知らなかった事実を発見しました!


もともと1982年に制作された映画 Índia, Filha do Sol(インディアン、太陽の娘)のサントラだったのです!


ということで、過去記事も一部修正を加えました。


この映画を作成した監督Fábio Barretoは、1995年制作の映画「O Quatrilho (邦題:愛の四重奏)」でオスカー外国映画賞にノミネートされたこともある国際的な監督です。ちなみにこの映画もカンヌ映画祭出品作品だそうです。


インディアンという蔑称がつけられたタイトルを見るだけで不愉快ですが、曲をより深く解釈するためにこの映画をYouTubeで観てみました。


ストーリーを端的に説明すると、ならず者の白人兵士と無垢な原住民族の娘の男女関係の話です。ハッピーエンドとは程遠く、白人兵士やダイヤモンド鉱山夫たちの欲にまみれた残虐性と原住民族に対する差別や文化的な違いや女性蔑視が描かれています。男からどんなに酷い仕打ちを受けても主人公の娘は愛する男を許し続け、最後は男に殺されても「太陽の光」になって男の進む道を照らし続けます。

1982年といえば、ブラジルは軍政の時代。Caetano Velosoはかつて反政府運動で軍に捕まり、ロンドンに亡命したこともありました。Caetanoがサントラを担当したということは、この映画にもひょっとすると何かメッセージが込められているのかもしれません。


改めて、サントラの曲、Luz do solを見てみましょう。


歌詞に描かれていた「砂利を金色に輝かせる」はダイヤモンドのこと、「胸に焼けるような傷を負った男」は、白人兵士のこと、「無限の美しさ」は主人公の娘をさすと思われます。

そして、ここでいう”Luz do sol(太陽の光)は愚かな人間たちを許容し照らし続ける無条件の愛を象徴した存在なんだろうと思います。


映画をみたことにより、3年前の解釈がより具体化しました。


しかしこの映画、日本で上映されていたら一体どんな評価を受けていたんだろうかと思います... 私は、ムカついて気分が悪くなっただけでした..


いかにムカついたかをもっと伝えたいので、あらすじを翻訳してみました。

Cinemateca Brasileiraより)


"A jovem índia Put'Koi vive tranquilamente ao lado do pai Mank'Tok numa aldeia à beira do rio Javaré, no interior de Goiás, amassando milho, aprendendo a tecer palha, banhando-se ao entardecer com os curumins. Numa viagem com o pai, encontra-se com o cabo Sulivero.

「若いインディアン(注:原語のまま訳します)の娘、Put'Koiは、ゴイアス州内陸部ジャヴァレ川のほとりにある村で、トウコモロコシの粉をこね、わらの編み方をならい、子どもたちと夕方川で水浴びをしたりしながら、父のMank'Tokのそばで穏やかに暮らしている。ある日、父と旅に出かけていたとき、Sulivero伍長と出会う。


Na casa onde pernoitará, Sulivero embebeda o pai índio e leva a pequena índia para o seu quarto. No dia seguinte, Sulivero parte pelas matas, seguindo de perto por Put'Koi e seu animalzinho de estimação, um veadinho. Os dois fazem amor e banham-se ao pôr-do-sol.

Suliveroが一泊する家で、Suliveroはインディアンの父を酔っぱらわせ、若い娘を彼の部屋に連れ込む。翌日Suliveroは密林にむかって出発し、Put'Koiはペットの子鹿を連れて彼についていく。二人は愛し合い、日没に水浴びをする。


Ao amanhecer, pegam carona num caminhão e partem para Goiás. Sulivero tem uma missão profissional a cumprir em Barreira do Pequi, onde existe um garimpo clandestino. À noite, garimpeiros divertem-se com prostitutas num bar. Manifestando a um grupo de garimpeiros seu interesse pelo negócio de diamantes.

夜が明けると、二人はトラックにヒッチハイクをしてゴイアスに向かう。Suliveroには、違法なダイアモンド鉱山のあるBarreira do Pequiでやり遂げねばならないミッションがあった。夜、ダイヤモンド鉱夫達は酒場で売春婦と戯れている。Sulveiroは鉱夫達のグループにダイアモンド商売に興味があると伝える。


Ao ver seu animalzinho sendo assado pelos garimpeiros, PutïKoi se revolta, briga com Sulivero e retorna à aldeia. O chefe do garimpo, o inspetor, não gosta da presença de Sulivero em suas terras. Os dois acabam travando violento duelo e o inspetor é fuzilado. Sulivero comunica pelo rádio a seus superiores que sua missão está cumprida.

男達がペットの子鹿を丸焼きにしているのをみてPut'Koiは憤慨し、Suliveroとけんかをして村に戻る。ダイヤモンド鉱山の頭で鉱山監督はSuliveroがその場にいることが気にいらない。二人はつかみ合いのけんかになり監督官は射殺される。Suliveroは無線で上司に任務完了を伝える。


Mais tarde, caminhando de volta à cabana, seguido por PutïKoi, volta-se para trás e a mata com um tiro de revólver, tomando afinal, o mesmo caminho em que a encontrara pela primeira vez." (ALSN/DFB-LM)

その後、小屋に歩いて戻り、PuthïKoiが彼についていく。彼は後ろを振り向き、ピストルで彼女を射殺し、彼女を初めてみつけた同じ道を戻っていく。

ーー

映画も一応シェアしますが、字幕はありません...。

鉱山夫たちのポルトガル語は訛りがひどくて私は殆ど聞き取れませんでした...。

ラストシーンでLuz do Solが流れます。


ブラジル音楽の奥深さを思い知らされました...