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Luz do Sol 太陽の光


ふるカフェ系ハルさんの休日の撮影にあたり、テーマにあった曲を演奏してくれないかとディレクターさんから依頼がありました。

協議の結果、限られた時間で表現するにはタイトルで伝わるものがいいだろう、ということで、この曲になりました。

初めて演奏したのは、2年前。

歌詞の内容が難しいので、詩を読んだだけでは理解しづらく、当時こんな資料をみつけていたので今回改めて読み返しました。この曲の考察論文(11ページ)です。 ”Estudos semióticos (http://revista.usp.br/esse), dezembro de 2014 A arquitecutra iconizante de "Luz do sol" José Américo Bezerra Saraiva


番組内で私は「ポルトガル語の通訳」と紹介されていましたが、正しくは「スペイン語の通訳」です。

ただ、ポルトガル語もスペイン語のレベルに近づいていることは確かです。

両言語とてもよく似ているので、一般のかたより習得の速度は速いだろうと思います。。

曲に話を戻します。

歌詞は、Luz(光)で始まり、Luzで終わっています。

光合成を生む太陽の光は、我々人間も含め自然界にとってなくてはならないものです。

しかし、人間は自分たちの欲望のために、その”光”を自らの手で傷つけ、”栄光”を欲しがります。

一言でいうならば、”太陽の光”という曲には、自然を軽視した人間の愚かさを暗に批判した意味が込められていると、私は論文を読んで解釈しました。

この曲がリリースされたのは1986年。(2020年6月9日追記:収録されたCD”Caetano Veloso"がリリースされたのが1986年で、この曲が世に出たのは1982年でした。詳しくはこちらの記事をご覧ください)。


まだ環境問題が世界的な課題としてクローズアップされる前です。カエターノの先見性に脱帽します。

太陽の光なしには、”MIDORi”は育ちません。

そんな想いを込めて、今日のライブでも演奏したいと思います。

~Luz do Sol~太陽の光/Caetano Veloso (訳:MIDORi)

Luz do sol 太陽の光 que a folha traga e traduz 葉は太陽の光を吸収し、 em verde novo Em folha新緑、新葉、 em graça, em vida, 優雅さ、人生、 em força, em luz...強さ、光の象徴となる。 Céu azul 青い空は Que venha até  onde os pés tocam a terra 足が地につくところまでおりて  E a terra inspira 地はその青さを吸い込み、 E exala seus azuis... そして吐き出す Reza, reza o rio 祈る、川に祈る Córrego pro rio 小川から川へ e o rio pro mar  川から海へ Reza correnteza 川の流れに祈る Roça a beira 川岸のすぐそばを通る Doura areia... 砂利を金色に輝かせる

Marcha um homem 男が Sobre o chão 地面を歩く Leva no coração 胸に Uma ferida acesa 燃えるような傷を抱えている。 Dono do sim e do não はい、いいえを決められる主 Diante da visão da infinita beleza...無限の美(自然)に対するヴィジョンを前に 

Finda por ferir com a mão その手で傷つけ. Essa delicadeza その繊細さを消滅させる A coisa mais querida 最も望まれるもの A glória, da vida... 人生の栄光

Luz do sol 太陽の光 que a folha traga e traduz 葉は太陽の光を吸収し、 em verde novo Em folha新緑、新葉、 em graça, em vida, 優雅さ、人生、 em força, em luz...強さ、光の象徴となる。


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