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ガリフナの音楽~プンタ~

「アフロ・アメリカ文化」の記事を書いていて、ホンデュラスの記憶が蘇ってきました。


赴任当時、ホンデュラス人バンドBanda Blancaの「Sopa de Caracolソパ・デ・カラコル(巻貝のスープ)」が世界的に大ヒットしていて、そこらじゅうで耳にタコができるくらいきこえていました。


所謂、プンタ・ロックというジャンルで、正直何の魅力も感じていませんでした。バンド名も後々知りました…


しかし、先のブログにも書いた通り、伝統的なプンタには魂がゆさぶられました。


伝統プンタに魅せられて個人的に支援している日本人のかたがいらっしゃいました。


カリブ海沿岸に「La Ceiba ラ・セイバ」という市があります。

毎年セイバで開催されるカーニバルは規模が大きく、一度だけ参加したことがあります。

青年海外協力隊のみなさんに混ぜてもらって「ホンデュラスの人びとに日本の祭りを紹介する」という企画で一緒におみこしを担ぎました。相当楽しかった思い出の一つです。ホンデュラス人も一緒に「ワッショイ、ワッショイ」と言って盛り上げてくれました。


伝統プンタを愛する日本人のかたはセイバにお住まいだったので、カーニバルの前日に友人たちと訪問して、伝統的プンタの話を聞きました。次回セイバ訪問の際は、サポートグループの練習参加を約束してくれていて、ミドリの名前入りTシャツまで頂き、やる気満々でした。しかし、結局その後離任まで訪問の機会なくTシャツの出番もありませんでした…

唯一の後悔です。


セイバのSopa(スープ)専門店で出会った少年と。

ガリフナの人々の暮らし向きは良くなく、子どもたちの中には物売りをして家計を支えている子もいました。

しかし、笑顔や表情はとても自然で素敵でした。ホンデュラスで過ごした時間は、幸せとはなんだろう、と、一杯考えた貴重な時間です。


もう一度彼らに会うことがあれば、今度こそ打楽器を教えてもらいたいです。





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