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幸せな記憶


葬儀が終わり、再び神奈川へ戻っています。

芸備線の車窓より


昨夜は通夜の後そのまま葬儀場に泊まり、久しぶりに叔母や従兄妹達と夜中の2時頃まで思い出話をして故人を偲びました。 

親戚付き合いの深さは様々です。

亡くなった叔父の家族は付き合いの深い親戚です。

従兄が二人いて、毎年盆と正月には祖母の家で会って遊んでもらうのがとても楽しみでした。

小学4年のとき、瀬戸内海の「がんねムーンビーチ」へ海水浴に連れていってもらいました。山陽の海で泳いだのはこの時が初めてでした。

小学6年のとき、初めて広島市民球場に連れていってもらい、カープ対巨人の試合を観戦しました。夜になっても明るいことに驚き、野球の面白さを知りました。

中学2年のとき、初めて映画館に連れていってもらい、「グレムリン」と「ゴーストバスターズ」を観て映画が大好きになりました。

同じく中学2年のとき、初めて「TOTO」のアルバムを聴かせてくれて、洋楽が大好きになりました。

沢山の「初めて」を体験させてくれました。

大阪在住の叔母が昨夜こんな素敵なことを話していました。

「子どもの頃の幸せな記憶は、大人になってから、悪いことしちゃいけない、全うな人生を送ろう、がんばろうという気にさせてくれる」

その通りだと思います。

両親が他界したあと、叔父母はそれまで以上に気にかけて可愛がってくれたので、見送るのはとてもつらかったですが、従兄妹達とお互いに憶えている幸せな記憶を一緒に思い出して、またがんばろうという気持ちになりました。

iTuneで、くだんの懐かしいTOTOのアルバムを聴いています。

ダビングさせてもらったテープが切れそうなくらい、愛聴した一枚でした。



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