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自由なアレンジ

私の知る限り、ブラジル音楽好きな人は、ジャズを演奏する、或いは好んで聴く人が殆どです。ジャズからブラジル音楽に入る、という経路をたどる人も少なくないようです。 私の場合は、早くからブラジルに目覚めて、のちにジャズを聴くようになり、ジャズからまたブラジルを客観的にみつめる、という過程をたどりました。 30代前半の頃(今から何年前、とは敢えていいません^^)、Best Jazz100という5枚組のCDを購入しました。

その中に収録されているジャズのスタンダード曲 ”My Foolish Heart" を聴いたとき、雷に打たれました。

なんて自由で延び延びとしたアレンジなんだろう。 聴いていると体が自然と小刻みに動く。 Kurt Ellingの自由自在に操る、水を得た魚のようなスイング。 このアレンジは先入観にとらわれない演奏の魅力を教えてくれます。 土曜日の朝を爽快な気分にしてくれる一曲です。


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