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自由なスタイル

以前のブログ「Gracias a la vida 命よ、ありがとう」で、新しく開講した「スペイン語で表現豊かに歌おう」講座の模擬レッスンを私自身が受けたときの模様をお伝えしました。「日本人はビブラートをかけすぎる」と言われたことに加え、「”medido”すぎる。もっと自由でいい」とも指摘を受けました。medidoを訳すと「拍数が整った」です。「音符の長さにきっちり歌を合わせすぎる」こともやっぱり日本人的だったんだと認識しました。


日本では楽譜通りに演奏することに重点が置かれ、音程が安定していてリズムも譜面通りであれば評価されることが少なくありません。カラオケの採点番組で高得点を出すアーティストが高く評価される風潮はその典型例ではないでしょうか。


私が外国語の曲を好んで選んできたのは、こういった杓子定規な日本の音楽に比べてもっと伸び伸びとしているように感じたからですが、私自身も外国語の歌を歌っているとき音符の呪縛にとらわれていたことを思い知らされ、歌詞を自分らしく表現するためにはもっと自由に歌っていいことを知りました。


今日ご紹介する動画は、Gracias a la vida を3人の女性歌手が各自のスタイルで歌い上げた作品です。3人とも音節にとらわれず自由に歌っています。自由でありながらも、リズムの土台が一致しているので一体感があります。 三者三様、それぞれの個性が光っていて素晴らしいです。 いつかこの輪に混ざって歌っても引けを取らないくらいのレベルを目指します! 目標は果てしなく高く!


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