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先は長いなあ

昨日は、お昼過ぎから希望者のかた向けにポルトガル語発音レッスンをしたあと、夕方東京へ向かい、頭がエンストを起こして煙が出そうなくらい難しい勉強会に参加してきました。


タイトルは「ラテンアメリカにおける医薬およびバイオの権利保護と行使」


日本の弁護士事務所がスペインから弁護士を招聘し英語での講義が行われました。あるかたのご厚意により急遽参加させてもらえることになりました。


企業向けの勉強会なのに私は患者支援団体所属で場違いと認識しつつも、日本と台湾でしか販売されていない特効薬にアクセスできない世界のリンパ管腫患者の窮状を1人でも多くの人に知ってもらいたいと思い、勉強会のあとの懇親会でスペインの弁護士3人に自己紹介して話を聞いてもらいました(この問題についてもっと知りたいと思ってくださったかたは、以下のページに詳しい内容が掲載されています)。


https://m.facebook.com/npoilmn2018/photos/a.1986547518045342/2266417876724970/?type=3


さすが弁護士さん、どこにどんな問題があるのか、即座に把握してくれました。話しているうちに、私の頭の中でもどこが整理されていないのかよくわかりました。いわば突撃隊みたいな私の話を親身に聴いてくれて感謝の気持ちで一杯です。創業1891年の老舗弁護士事務所の弁護士さんたちで、全世界5カ国に事務所があるそうです。

無償提供事業が終了した今、世界中のリンパ管腫患者さんのために、できることなら自分で製薬会社を起業して特効薬作って世界中で使ってもらいたいという非現実的なことまで考えています。そして、もしも、もしも現実になった暁にはこの弁護士事務所に法的手続きをお願いしようと決めました。その前に新しい治療法が開発されることが最も望ましいのですが…

本題の講義の方は、経済共同体と国ごとに情報が細かく分類された資料をもとに説明を受けました。

馴染みのない特許関連専門用語が頭上を飛び交いオーバーヒートしましたが、ラテンアメリカで特許を取るのって半端なく骨折りな作業だということだけはよーくわかりました。また、特に審査に厳しい国はリンパ管腫特効薬無償提供事業申請に義務づけられていた薬剤輸入及び使用許可書取得が難しい国とほぼ一致していて納得しました。


「ラテンアメリカとのやりとりで留意しなければならない点」がいくつか列挙され、その中にResponsiveness(反応性)とあり深く頷きました。活動を共にしてきた人は比較的リスポンスがはやかったですが、おしなべてラテンアメリカでは注意が必要と私も思います…

煙が出ながらも知的好奇心を大いに刺激されました。


昨夜、「こんなイベントがありますよ。」と知らせてくれて同行までしてくださったEさんに心から感謝します。


荻田先生、空から何かメッセージ発信してくれないかなあ。


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