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メンバー紹介ー新井みつこさん(vlc)ー

メンバー紹介第2回は、チェリスト新井みつこさんです。

前回お伝えしたドラマー宮川さんと同様、輝かしいご経歴をお持ちのアーティストさんです。

みつこさんとのご縁もピアニスト永見行崇さんが繋いでくれました。

お二人は、一昨年、デュオで「雨の森」というCDをリリースされています。

みつこさんとは、2年前、リビングルームカフェに来て下さって初めてお会いしました。


元々チェロの奏でる深みのある音が大好きなので、みつこさんの演奏を聴いてみたくてライブに伺いました。期待通り、エレガントでありながら人間味を感じる音色で、いつか共演してみたいと伝えました。


今回、永見さんのプロデュースで2曲CDに参加して頂きました。

永見さんは長年の共演経験でみつこさんの演奏の魅力を熟知しておられ、CDミックスダウンの際、永見さんの的確かつ妥協を許さないアドバイスにより、みつこさんの魅力がどんどん引き出されていくのを目の当たりにしました。感激しました。おかげで、CDがさらに艶やかで豊かなものになりました。


みつこさんも一児のお母さんなので、お互い抱える苦悩を共感しあえる存在でもあります。


ミュージシャンに限らず様々な職種で活躍されている世のお母さんたちは、家族の理解と協力が不可欠と認識していて、家族との信頼関係を構築すべく、日々家族のために一所懸命がんばっておられると思います。しかし、表には出ない、そういった部分を知らない第三者の方々にとっては、職種によっては華やかな部分だけが目に留まり、家族をないがしろにしていると映って批判されることもあります。

娘にその話をしたとき、「私たちのことを知らないのによくそんなこと言えるね」と怒っていました。救われた気持ちになりました。


私は、誰かが我慢して犠牲になるのではなく、みんなが何歳になっても笑顔で夢を追えるような社会を願っています。CD「HOME」ブックレットにも、言葉は違えど同じ想いのメッセージを書きました。


みつこさんのCD参加は、様々な意味で私にとって意義深いことでした。


普段は柔和で穏やかなみつこさん。

ステージに立つとたちまちクールになる「スイッチの入る瞬間」はとても魅力的です。

今回は、みつこさんと私のデュオもありますよー!

どうぞみなさまお楽しみに♫

 

プロフィール 新井みつこ(vlc) Mitsuko Arai 東京芸術大学附属音楽高等学校を経て、東京芸術大学器楽科卒業。 在学中にローム財団の助成を受けて、スイスでの音楽セミナーに参加。 卒業後はプロオーケストラや室内楽などで演奏活動を行う。 元埼玉県立芸術総合高等学校 非常勤講師。 TVでは「僕らの音楽」やNHK「トップランナー」などでJ-POPアーティストのサポートをつとめ、ドラマ「家政婦は見た」や2010年ベルリン国際映画祭 銀熊賞受賞で話題になった「キャタピラー」では演奏を担当。 Jazzのアーティストでは、チックコリア、ジムホールのコンサートにストリングスメンバーとして出演。 また日本人Jazzピアニスト菅野邦彦氏と一緒に演奏する機会を得、刺激と感銘を受ける。 クラシックをベースに持ちながら、Jazzや即興演奏に興味を持ち、能や狂言、浪曲、 舞踏などとのコラボレーションと活動は幅広い。また 、現在は一児の母。身近に生の音を体験できる活動がしたいと立ち上げた 子供向け音楽ユニット「ぼさぼさの樹」で保育園や幼稚園で演奏活動を行い アットホームなミニコンサートも企画している。 2017年7月にはAmazon recordより、ピアノとチェロのデュオのCD「雨の森」を発売。

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