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ライブを終えて

昨日の「ゆる~くリスタート@茅ヶ崎 Casa de Bamba」ライブにご来場くださいましたみなさま、誠にありがとうございました🍀

万全の対策を整えて開催した久しぶりのライブを終えた今、率直に感じたことをまとめてみたいと思います。「コロナ禍でライブを行うこと」に焦点をあてて書きます。

まず、心から「やってよかった」と言えるのは、向こう1週間ライブ会場にいらした方々からの感染者が出ないことを確認したときですが、現時点での感想を述べるとしたら様々な理由で「やってよかった」というのが結論です。

一番大きな要因は、お客様から

「聴きながら何度も泣きそうになって、音楽に飢えていたのを痛感しました」

「生音をきけてパワーをもらいました」

「緊張が身体の中からほぐれました」

「ギターのテクニックも素晴らしかったし、やはり歌声が素敵だなーと改めて感じました」 等々のお声をいただいたからです。 歌には特にスキンシップに似た癒しの効果があるのかもしれません。 ソーシャル・ディスタンシングしながらスキンシップできる可能性を秘めているかもしれません。 こういう時代だからこそ、より一層音楽が求められていることを肌で感じました。

私自身も、家族以外の複数の方々と対面するのは久しぶりで、今まで感じたことのない温かい気持ちになれました。人とのコミュニケーションに飢えていたんですね。

演奏以外のMCはできるだけ少なくする予定でしたが、ライブが始まると喋りたい欲求が内から溢れてきました。あんな風にMCで感じたことはこれまでありませんでした。

拍手を頂いたときの喜びは一生忘れないでしょう。

一方、複雑な思いもありました。

来たいとおっしゃるお客様をお断わりしなければならなかったことです。

コロナ禍につきものとわかってはいても、やはり申し訳ない気持ちで一杯になりました。

対策を十分とるということはその分お客様にもご不便をおかけすることになります。

対策に関しては、前回のブログでご説明した内容に加え、3曲ごとに「換気タイム」を設けました。

新型コロナウイルスがエアロゾルである可能性が指摘される中、「換気」ができるかどうかは、ライブ開催にあたり大変重要な要素です。

幸い、Casa de Bambaさんは自然換気が行えて、さらに昨夜の気温はそんなに高くなかったので(これは本当にラッキーでした!)よかったですが、構造上換気ができない場所は換気システムの確認が必要だと認識しました。 繰り返しになりますが、冒頭に申し上げたとおり、こういった全ての対策が功を奏したかどうかを判断できるのは、一週間経過してからです。厚労省によると、発症例の多くが潜伏期間5,6日らしいので、お客様にはこの一週間、何か不調を感じられたらすぐにご連絡いただくようお願いし、全員にお報せする体制を整えました。

ちなみに、7月11日付けMedical News Todayによると、アメリカ・ヒューストン大学の研究者が企業と連携して新型コロナウイルスを死滅させるエアーフィルターの開発に成功したそうです。

これが実用化されれば、換気の問題を抱えるお店や、今年は間に合わないかもしれませんが盛夏対策に大きな朗報になるのではと期待しています。

コロナといかに共存していくかは人類共通の課題です。 妥協点を見出すためのアイデアは皆で英知を出し合って共有し合うべきだと思うので、思いついたアイデアは積極的に声に挙げていきたいと思います。。

そして、今回、具体的なアイデアは行動に起こすことで膨らむことも実感しました。

一歩踏み出すきっかけをくれた共演者の露木達也さんとオーナーの大谷さんのおかげです。

これまでの私の音楽活動で欠かせない存在だったお二人が同じ地元在住だったことは幸運でした。今後もこのご縁は大事にしていきたいです。

当面活動半径は最小におさえ、ライブに来て下さるお客様への説明と細かい配慮は忘れず、ご来場いただけないお客様のために遠隔ライブを企画したいと思います。 詳細が決まり次第お知らせします! お客様から頂いた写真をアップします。 マスクをしているときでも、音楽と共にたくさんの笑顔を届けていきたいです。

私がライブで最も大切にしたいことです🍀


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