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読了

以前、読売新聞神奈川県版に掲載された生麦事件の特集記事に目が留まり興味を抱きました。


世界地図を塗り替えたかもしれないこの重大事件について、教科書程度の知識しかなかったことに気づき、夫の書棚から借りて読み始め、今朝上巻を読み終えたところです。

P17によると、生麦事件が起こった1862年にちょうど麻疹が大流行したそうです。以下、抜粋します。


生麦事件(上)/吉村昭著 新潮文庫より


「8月2日に降雨があったが、その後、雨は降らず炎天の日がつづいた。麻疹の流行はいっこうに衰えず、町奉行所は江戸での麻疹による死人調べをおこない、死者75,981人と公表し、家主または五人組に、麻疹にかかったものを医者に診させ、薬や食事の世話をするようにという町触れを出した。」


江戸だけで死者が7万5千人を超えていたとは驚愕です。

さらに、その四年前にはコレラが大流行していたそうです。

タイムリーな話題です。。。


生麦事件は今の横浜市鶴見区生麦で起こりました。横須賀線「生麦駅」の近くに生麦事件参考館という私設資料館があることもわかったので、もう少し状況が落ち着いたら訪れてみようと思います。


あと、やりたいことは東海道53次踏破です!


明日からいよいよ下巻です!

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